『ひまわり』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
音楽担当:ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)

『ひまわり』の挿入曲とサントラ

1970年、イタリア・ソ連合作で制作された映画『ひまわり』(原題:I Girasoli)は、第二次世界大戦で引き裂かれたイタリア人若夫婦の再会と別離を描いた名作です。ジョバンナ役をソフィア・ローレン、アントニオ役をマルチェロ・マストロヤンニ、マーシャ役をリュドミラ・サベーリエワがつとめました。

2020年には公開から50周年を記念して「ひまわり 50周年HDレストア版」が公開されました。

『ひまわり』の挿入曲

『ひまわり』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニング

Love Theme From “Sunflower”
『ひまわり』テーマ曲
Artistヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini, 1924-1994)
イタリア系アメリカ人作曲家/編曲家。
映画『ティファニーで朝食を』『酒とバラの日々』『ビクター/ビクトリア』の音楽を手掛け、アカデミー賞を複数回受賞した。
リリース1970年:Soundtrack『ひまわり』
作曲者ヘンリー・マンシーニ

ソ連戦線へ送られるアントニオをジョバンナが駅で見送る

La bella Gigogin
作曲者パオロ・ジョルザ(Paolo Giorza, 1832-1914)
ミラノ生まれのイタリアの作曲家。
1871年にオーストラリアに渡り、シドニー万国博覧会の音楽公演ディレクターを務めるなど音楽家として大きな功績を残した。
作曲年1858年

『La bella Gigogin』は、第二次イタリア独立戦争の間に歌われたイタリアの愛国歌です。
1858年12月31日にミラノのカルカーノ劇場で初演されました。

トラックに家財道具を乗せ、アントニオの家族が新しい住まいに向かう(トラックとすれ違う葬列で流れる曲)

Piano Sonata No.2 in B-Flat Minor, Op.35 – III. Marche funèbre
『ピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品35』より、第3楽章 葬送行進曲
作曲者フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1849)
ポーランド出身の作曲家/ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。
ピアノ独奏曲を数多く残し「ピアノの詩人」と称される。
作曲年1837年(他の楽章に先立ち、3楽章のみ1837年に作曲)

ミラノに着いたアントニオがジョバンナに電話をかける(プールバーで流れている曲)

Grazie Dei Fior
邦題『 花をありがとう』
Artistニラ・ピッツィ(Nilla Pizzi, 1919-2011)
イタリアの歌手/女優。第1回サンレモ音楽祭の優勝者。
リリース1951年
作曲者Mario Panzeri and Gian Carlo Testoni

『Grazie Dei Fior』は、第1回サンレモ音楽祭(1951年)でニラ・ピッツィが歌い大賞を受賞した曲です。
この曲は36,000部を売り上げ、大成功を収めました。

『ひまわり』のサントラ

『ひまわり』はヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)が音楽を担当しました。ヘンリー・マンシーニは米・オハイオ州生まれの作曲家です。『ティファニーで朝食を』や『シャレード』などの映画音楽で知られています。

『ひまわり』キャスト・スタッフ

監督ヴィットリオ・デ・シーカ(Vittorio De Sica)
脚本チェーザレ・ザヴァッティーニ(Cesare Zavattini)
トニーノ・グエッラ(Tonino Guerra)
ゲオルギー・ムディヴァニ(Giorgi Mdivani)
製作アーサー・コーン(Arthur Cohn)
カルロ・ポンティ(Carlo Ponti)
音楽ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)
配給 ブエナ・ビスタ
公開 1970年3月13日
1970年9月30日
上映時間107分
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ジョバンナ:ソフィア・ローレン(Sophia Loren)
アントニオ・ガルビアーティ:マルチェロ・マストロヤンニ(Marcello Mastroianni)
マーシャ:リュドミラ・サベーリエワ(Lyudmila Savelyeva)
ヴァレンチーナ(ソ連女性官吏):ガリーナ・アンドレーエワ(Galina Andreyeva )
アントニオの母:アンナ・カレーナ(Anna Carena)
ひまわり畑の農婦:ナディア・チェレドニチェンコ(Nadya Serednichenko)
エットーレ:ジェルマーノ・ロンゴ(Germano Longo)
復員兵:グラウコ・オノラート(Glauco Onorato)
モスクワのイタリア人労働者:シルヴァーノ・トランクィリ(Silvano Tranquilli)
駅の女性:マリーザ・トラヴェルシ(Marisa Traversi)
ソ連の役人:グナル・ツィリンスキー(Gunars Cilinskis)
駅の切符売り:ピッポ・スタルナッツァ(Pippo Starnazza)
ジョバンナの赤ん坊:カルロ・ポンティ・ジュニア(Carlo Ponti, Jr.)

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