2023年に制作された映画『フローラとマックス』は、アイルランドのダブリンに住むシングルマザーがギターレッスンを通じて反抗期の息子と心を通わせていく物語です。『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』の監督として知られるジョン・カーニーが監督・脚本をつとめました。
フローラ役をU2のボノの娘イヴ・ヒューソンが演じました。
『フローラとマックス』の挿入曲
『フローラとマックス』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング、クラブのダンスミュージック
You Can Dance (Robotaki Remix)
アーティスト:Chilly Gonzales
リリース年:2010年
チリー・ゴンザレス(Chilly Gonzales)は、パリを拠点に活動しているカナダ人ミュージシャンです。
『You Can Dance』は、2010年にリリースされたアルバム『Ivory Tower』に収録されている曲です。ここでは、翌年にリリースされたカナダのDJ/音楽プロデューサー、ロボタキ(Robotaki)によるリミックス版が使われています。
フローラが見ているテレビで女性が歌っている曲
Love of my life
作曲:Freddy mercury
オリジナル版:Queen(1975)
『ラヴ・オブ・マイ・ライフ』は、英国が誇る伝説のロックバンド、クイーン(Queen)の曲です。クイーンの4枚目のアルバム『オペラ座の夜』(原題:A Night at the Opera)に収録されています。
フローラは、公開オーディションのリアリティ番組を見ています。
アパート前の空き地で流されている曲
Abra Da Cabra
アーティスト:Gary Clark
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『Abra Da Cabra』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
マックスが好意をもつ少女サマンサは、この曲で動画撮影をしています。
1回目のオンラインレッスンでジェフが歌う曲
I Hope That I Don’t Fall in Love with You
作曲:Tom Waits
オリジナル版:Tom Waits(1973年)
『I Hope That I Don’t Fall in Love with You』は、アメリカのシンガーソングライター/俳優、トム・ウェイツのデビュースタジオアルバム『クロージング・タイム』(Closing Time)に収録されている曲です。
2回目のレッスンでジェフが歌う曲
I Get Along Without You
作曲:Hoagy Carmichael、Jane Brown Thompson
オリジナル版:Larry Clinton and His Orchestra(1939)
『I Get Along Without You Very Well (Except Sometimes)』は、ジャズのスタンダードナンバーです。名曲『スターダスト』を作ったことで知られるアメリカのピアニスト/歌手のホーギー・カーマイケルが作った曲です。1939年にリリースされたヴィブラフォン奏者レッド・ノーヴォのバージョンのヒットにより広く知られるようになりました。
この曲は、ジェーン・ブラウン・トンプソンが書いた詩に基づいた歌詞と、ショパンの『即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66』(幻想即興曲)の中間部の主題を用いた旋律で作られています。
ホーギー・カーマイケルは、詩が書かれたメモをイベント時に手渡されました。その詩には作者名が「J.B.」とだけ記されていたそうです。「J.B.」の正体は1950年代半ばになるまで謎のままだったそうです。
マックスの父イアンの動画の曲
Crumlin to L.A.
アーティスト:Jack Reynor and Gary Clark
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『Crumlin to L.A.』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
マックスは、父親といっしょにこの動画をみています。
3回目のレッスンでジェフが演奏する自作の曲
Welcome to L.A.
アーティスト:Joseph Gordon-Levitt
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『Welcome to L.A. 』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
フローラが公園で受けるオンラインレッスン
ジェフがフローラに聞いて欲しいとリンク先を送る曲
Both Sides Now
作曲:Joni Mitchell
オリジナル版: Judy Collins(1967)
アーティスト:Joni Mitchell
『Both Sides Now』は、カナダ出身の女性シンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルが1967年に作った曲です。『青春の光と影』の邦題でも知られています。
フローラは家に戻りこの曲を聞き涙を流します。
マックスがフローラに聞かせる自作の曲
Dublin07
アーティスト:Eve Hewson and Orén Kinlan
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『Dublin07』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
この後、フローラとマックスがショッピングモールを歩くシーンでもこの曲が使われています。
夫イアンにリクエストされフローラが披露する自作の曲
Juanita
アーティスト:Eve Hewson
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『Juanita』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
マックスがサマンサに送るミュージックビデオの曲
I’ll Be The One.
作曲:Gary Clark, John carney
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『I’ll Be The One.』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
ジェフがフローラのアイデアを取り入れて作り直した自作の曲
Meet In The Middle
アーティスト:Joseph Gordon-Levitt and Eve Hewson
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『Meet In The Middle』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
フローラが屋上で受けるオンラインレッスン
「Flora and Son」がライブで演奏する曲
High Life
アーティスト:Eve Hewson, Gary Clark and John Carney
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『High Life』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
「Flora and Son」は、フローラ・息子マックス・イアンの3人に、オンラインのジェフを加えた四人組バンドです。
エンドクレジット
Talking To You
アーティスト:Joseph Gordon-Levitt、Gary Clark
リリース年:2023年 ( SOUNDTRACK『Flora and Son』)
『Talking To You』は、映画『フローラとマックス』のオリジナルサウンドトラックです。
フローラがロサンゼルスに来たら聞かせる予定だったジェフの曲です。
『フローラとマックス』のサントラ
『フローラとマックス』は、ゲイリー・クラーク(Gary Clark)とジョン・カーニー(John Carney)が音楽を担当しました。
ゲイリー・クラークは、スコットランド・ダンディ出身のミュージシャンです。1987年のヒット曲『Mary’s Prayer』が人気を博したダニー・ウィルソン(Danny Wilson)のフロントマンとして活動していたことでも知られています。
『フローラとマックス』キャスト・スタッフ
監督 | ジョン・カーニー(John Carney) |
脚本 | ジョン・カーニー(John Carney) |
製作 | アンソニー・ブレグマン(Anthony Bregman) |
ジョン・カーニー(John Carney) | |
ピーター・クロン(Peter Cron) | |
レベッカ・オフラナガン(Rebecca O’Flanagan) | |
ロバート・ウォルポール(Robert Walpole) | |
音楽 | ゲイリー・クラーク(Gary Clark) |
ジョン・カーニー(John Carney) | |
配給 | Apple TV+ (worldwide) |
公開 | 2023年9月29日 |
上映時間 | 97分 |
フローラ:イヴ・ヒューソ(Eve Hewson)
イアン:ジャック・レイナー(Jack Reynor)
マックス:オーレン・キンラン(Orén Kinlan)
ジェフ:ジョセフ・ゴードン=レヴィット(Joseph Gordon-Levitt)
ジュアニー:ソフィー・ヴァヴァサー(Sophie Vavasseur)
ハート:ケリー・ソーントン(Kelly Thornton)
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