1982年にアメリカで製作された映画『トッツィー』(原題:Tootsie)は、完璧主義の俳優マイケル・ドーシーが女装してオーディションを受け、たちまち人気女優となるコメディ映画です。シドニー・ポラックが監督をつとめ、ダスティン・ホフマンが主役を演じました。
第55回アカデミー賞ではのべ11部門にノミネートされ、ジュリー役のジェシカ・ラングが助演女優賞を受賞しました。
『トッツィー』の挿入曲とサントラの挿入曲
『トッツィー』の挿入曲とサントラの挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
マイケルがムダ毛の処理をしたりメイクの研究をしたりする
トッツィー
Artist | スティーヴン・ビショップ(Stephen Bishop) アメリカのシンガーソングライター/俳優/ギタリスト、1951年カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。 |
リリース | 1982年:Soundtrack『トッツィー』 |
作曲者 | アラン&マリリン・バーグマン(Alan and Marilyn Bergman) アラン・バーグマン(Alan Bergman)とマリリン・キース(Marilyn Bergman, 1928-2022)の夫婦による作曲家コンビ。 |
デイヴ・グルーシン(Dave Grusin) アメリカの作曲家/アレンジャー/プロデューサー/ジャズピアニスト/バンドリーダー、1934年コロラド州リトルトン生まれ。 |
この後「ドロシーが雑誌の表紙を飾るなど、一躍人気スターとなる」でもこの曲が使われています。
雑誌の表紙を飾るなど、ドロシーが一躍人気スターとなる
トッツィー
Artist | スティーヴン・ビショップ(Stephen Bishop) |
リリース | 1982年:Soundtrack『トッツィー』 |
作曲者 | アラン&マリリン・バーグマン(Alan and Marilyn Bergman) |
デイヴ・グルーシン(Dave Grusin) |
「マイケルがムダ毛の処理をしたりメイクの研究をしたりする」でもこの曲が使われていました。
ドロシーがジュリーの実家に招待され一緒にバカンスを楽しむ
邦題『君に想いを』
Artist | スティーヴン・ビショップ(Stephen Bishop) アメリカのシンガーソングライター/俳優/ギタリスト、1951年カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。 |
リリース | 1982年:Soundtrack『トッツィー』 |
作曲者 | アラン&マリリン・バーグマン(Alan and Marilyn Bergman) アラン・バーグマン(Alan Bergman)とマリリン・キース(Marilyn Bergman, 1928-2022)の夫婦による作曲家コンビ。 |
デイヴ・グルーシン(Dave Grusin) アメリカの作曲家/アレンジャー/プロデューサー/ジャズピアニスト/バンドリーダー、1934年コロラド州リトルトン生まれ。 |
デイヴ・グルーシンとバーグマン夫妻は、この曲でアカデミー歌曲賞(第55回アカデミー賞)にノミネートされました。
この後「エンディング&エンドクレジット」でもこの曲が使われています。
ジュリーの実家で、ドロシーがピアノを演奏しジュリーと父親が歌う曲
ザッツ・オール
作曲者 | アラン・ブラント(Alan Brandt, 1923-2002) アメリカの作詞家/アートコレクター。 |
ボブ・ヘイムズ(Bob Haymes, 1923-1989) アメリカの歌手/ソングライター/俳優。 | |
Original ver. | 1953年:ナット・キング・コール(Nat King Cole, 1919-1965) アメリカのジャズピアニスト/歌手。「キング」の愛称で呼ばれ一世を風靡した20世紀アメリカを代表するジャズピアニスト。 |
『That’s All』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
ジュリーの実家で、父親が歌いドロシーがピアノで伴奏する曲
作曲者 | ジョージ・M・コーハン(George M. Cohan, 1878-1942) アメリカのエンターテイナー/劇作家/作曲家/俳優/歌手/ダンサー/演劇プロデューサー。『ブロードウェイ・ミュージカルの父』と呼ばれる。 |
Original ver. | 1906年:フェイ・テンプルトン(Fay Templeton, 1865-1939) アメリカの女優/歌手/コメディアン。 |
『Mary’s a Grand Old Name』は、1906年初演のブロードウェイミュージカル『Forty-Fimives From Broadway』のミュージカルナンバーです。
ジュリーの娘エミーが遊ぶ子供部屋で流れるオルゴール調の曲
エミーの子守りに疲れたドロシー(マイケル)がいびきをかいて眠ってしまうシーン
5つのリート Op.49 – 第4曲「子守歌」
作曲者 | ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897) ドイツの作曲家/ピアニスト/指揮者。 |
作曲年 | 1868年 |
この曲は、ブラームスの作品の中で最も知られているものの一つで、「ブラームスの子守歌」のタイトルで親しまれています。
ドロシーの自宅の前の路上でジョンが歌う曲
ジョンがドロシー(マイケル)への恋心を伝えに自宅前で待ち伏せするシーン
作曲者 | フランク・レッサー(Frank Loesser, 1910-1969) アメリカのソングライター。ティンパンアレーで活躍し、スタンダードとなる作品を数多く残す。 代表曲『ベイビー、イッツ・コールド・アウトサイド』 |
Original ver. | 1950年:ロバート・アルダ&イザベル・ビグリー(Robert Alda & Isabel Bigley) |
『I’ll Know』は、1950年初演のブロードウェイミュージカル『ガイズ&ドールズ』 (Guys & Dolls) のために作られた曲です。
エンディング&エンドクレジット
邦題『君に想いを』
Artist | スティーヴン・ビショップ(Stephen Bishop) アメリカのシンガーソングライター/俳優/ギタリスト、1951年カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。 |
リリース | 1982年:Soundtrack『トッツィー』 |
作曲者 | アラン&マリリン・バーグマン(Alan and Marilyn Bergman) アラン・バーグマン(Alan Bergman)とマリリン・キース(Marilyn Bergman, 1928-2022)の夫婦による作曲家コンビ。 |
デイヴ・グルーシン(Dave Grusin) アメリカの作曲家/アレンジャー/プロデューサー/ジャズピアニスト/バンドリーダー、1934年コロラド州リトルトン生まれ。 |
「ドロシーがジュリーの実家に招待され一緒にバカンスを楽しむ」でもこの曲が使われていました。
『トッツィー』のサントラ
『トッツィー』はデイヴ・グルーシン(Dave Grusin)が音楽を担当しました。デイヴ・グルーシンは、アメリカ・コロラド生まれの作曲家/ジャズピアニストです。『卒業』や『マイ・ボディガード』など数多くの映画音楽を手掛け、『コンドル』や『黄昏』のテーマ曲で広く知られています。
『トッツィー』キャスト・スタッフ
監督 | シドニー・ポラック(Sydney Pollack) |
脚本 | ラリー・ゲルバート(Larry Gelbart) |
マレー・シスガル(Murray Schisgal) | |
製作 | シドニー・ポラック(Sydney Pollack) |
ディック・リチャーズ(Dick Richards) | |
音楽 | デイヴ・グルーシン(Dave Grusin) |
配給 | コロンビア ピクチャーズ |
公開 | 1982年12月1日 |
1983年4月16日 | |
上映時間 | 113分 |
マイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ:ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)
ジュリー・ニコルズ:ジェシカ・ラング(Jessica Lange)
サンディ・レスター:テリー・ガー(Teri Garr)
ロン・カーライル:ダブニー・コールマン(Dabney Coleman)
レス・ニコルズ:チャールズ・ダーニング(Charles Durning)
ジェフ・スラッター:ビル・マーレイ(Bill Murray)
ジョージ・フィールズ:シドニー・ポラック(Sydney Pollack)
ジョン・ヴァン・ホーン:ジョージ・ゲインズ(George Gaynes)
エイプリル・ペイジ:ジーナ・デイヴィス(Geena Davis)
リタ・マーシャル:ドリス・ベラック(Doris Belack)
フィル・ワイントローブ:ロナルド・L・シュワリー(Ronald L. Schwary)
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