2023年にアメリカで制作された映画『ブルービートル』(原題:Blue Beetle)は、エイリアンのスカラベに寄生された青年ハイメ・レイエスがスーパーパワーを手に入れ、ヒーローとして成長していく姿を描いたDCユニバースのアクション映画です。
DCエクステンデッド・ユニバース17番目の作品として制作されました。
- 『ブルービートル』の挿入曲
- ハイメが家族の出迎えを受けてパルメラ・シティに帰って来る
- ルディおじさんが猛スピードで車を走らせ空港にやって来る(ルディの車で流れる曲)
- ルディが空港ターミナル前で車のミュージックホーンを鳴らす(ミュージックホーンの曲)
- ハイメがレストランでタコスを食べ、家族から “家庭の事情” を聞かされる
- エッジ・キーズのエルパソ通りにある自宅にハイメが帰って来る
- ハイメがビクトリア邸のプールサイドに立ち、海を見つめる(ミラグロの紹介で清掃のアルバイトをするシーン)
- ハイメの祖母ナナが自宅でテレビを見る(テレビで流れる曲)
- ハイメがベッドに寝転びジェニーにメッセージを送るかどうか迷う(スマホで流れる曲)
- ハイメの父アルベルトが庭で1人で酒を飲む(アルベルトが庭で聴いている曲)
- ハイメがジャケットを着用しコード・タワーに出向く
- ジェニーから預かったハンバーガーの箱を自宅で開け、ハイメがスカラベに寄生される(家で流れる曲)
- 隣室でとんでもないことが起きている最中、ナナが音楽を聴きながらミシンをかける(ナナがヘッドフォンで聴く曲)
- 大気圏突入後、地球に戻ったハイメが様々なシステムを体験しながら自宅に戻って行く
- ハイメがルディの愛車を運転してジェニーに会いに行く
- 自宅でのパーティでビクトリアが将軍にイグナシオを紹介する(パーティで歌手が歌う)
- ビクトリアがイグナシオにスカラベを取り戻すよう指示する(自宅パーティで流れる曲)
- ルディがハイメとジェニーをコード・タワーに連れて行き、車で待機する(車で流れる曲)
- コード・タワー外でハイメがブルービートルに変身しOMACと戦う(車で待機するルディが聴く曲)
- ルディがハイメを助けに車で近づいて来る(ミュージックホーンの曲)
- 夕食後にお茶を楽しむレイエス家をビクトリアが派遣した軍隊が取り囲む(家で流れる曲)
- ルディが “バグシップ” をビーストモードにして基地内に踏み込んでいく(バグシップで流す曲)
- 再起動が完了、ブルービートルが兵士達と戦いミラグロを救う
- 自宅に戻って来たレイエスファミリーを近所の人々があたたかく出迎える
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- ミッドクレジットシーン(コード邸で流れる曲)
- 『ブルービートル』のサントラ
- 『ブルービートル』キャスト・スタッフ
『ブルービートル』の挿入曲
『ブルービートル』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ハイメが家族の出迎えを受けてパルメラ・シティに帰って来る
Artist | カジェ・トレセ(Calle 13) プエルトリコのオルタナティブ・ヒップホップ・バンド。 |
リリース | 2006年 |
作曲者 | Calle 13 レネ・ペレス・ホグラル(René Pérez Joglar) エドゥアルド・カブラ(Eduardo Cabra) |
ルディおじさんが猛スピードで車を走らせ空港にやって来る(ルディの車で流れる曲)
Artist | ロス・トゥカネス・デ・ティファナ(Los Tucanes de Tijuana) 1987年に結成されたメキシコのノルテーニョ・バンド。 |
リリース | 1995年 |
作曲者 | マリオ・キンテーロ・ララ(Mario Quintero Lara) メキシコのミュージシャン/慈善家。ロス・トゥカネス・デ・ティファナ(Los Tucanes de Tijuana)のリーダー。 |
ルディが空港ターミナル前で車のミュージックホーンを鳴らす(ミュージックホーンの曲)
ラ・クカラーチャ
『ラ・クカラーチャ』(スペイン語で「ゴキブリ」を意味する)は、古くから歌われているメキシコの民謡です。
日本では『車にゆられて』というタイトルでも知られています。
この後「ルディがハイメを助けに車で近づいて来る(ミュージックホーンの曲)」でもこの曲が使われています。
ハイメがレストランでタコスを食べ、家族から “家庭の事情” を聞かされる
Artist | セルソ・ピニヤ(Celso Piña, 1953-2019) メキシコの歌手/作曲家/編曲家/アコーディオン奏者。 |
リリース | 2001年 |
作曲者 | トニー・エルナンデス(Tony Hernández) |
エッジ・キーズのエルパソ通りにある自宅にハイメが帰って来る
(ハイメと妹のミラグロが屋根に座り高層ビルとネオンが輝く街を見ながら話をするシーン)
Artist | ロス・パンチョス(Los Panchos) 1944年にニューヨークで結成されたメキシコのラテン音楽グループ。 |
リリース | 1949年 |
作曲者 | ペペ・ギザール(Pepe Guízar, 1906-1980) メキシコの作曲家/詩人/ミュージシャン。 |
ハイメがビクトリア邸のプールサイドに立ち、海を見つめる(ミラグロの紹介で清掃のアルバイトをするシーン)
(英題:Blame It on the Boogie)
Artist cover ver. | Damiano マイアミを拠点とする歌手/ギタリスト/ソングライター。 |
リリース | 2023年:Soundtrack『ブルービートル』 |
作曲者 | Juan Carlos Calderón, Mick Jackson, Dave Jackson, Hans Kampschroer, Elmar Krohn and Thomas Meyer |
Original ver. | 1978年:ミック・ジャクソン(Mick Jackson) イギリスのシンガーソングライター/プロデューサー、1947年生まれ。 |
『Blame It on the Boogie』(邦題『今夜はブギー・ナイト』)は、マイケル・ジャクソンがリード・シンガーを務めボーイ・バンドの先駆けとして一世を風靡したアメリカのファミリーポップバンド「ジャクソン5」(Jackson 5)のヒット曲です。
ここではスペイン語に翻訳されたバージョン(タイトル:Será Que No Me Amas)が使われています。
ハイメの祖母ナナが自宅でテレビを見る(テレビで流れる曲)
マリア・ラ・デル・バリオ
Artist | タリア(Thalía) メキシコの女性歌手/女優、1971年生まれ。 女優として出演したテレビドラマが180カ国、20億人以上に視聴され「テレノベラの女王」と呼ばれる。 |
リリース | 1995年 |
作曲者 | Paco Navarrete and Viviana Pimstein |
『マリア・ラ・デル・バリオ』は、1995年からメキシコで放送された同名テレノベラ(ラテンアメリカを中心に放映されているメロドラマ)の主題歌です。主演を務めたメキシコの女優タリア(Thalía)が歌っています。
ハイメがベッドに寝転びジェニーにメッセージを送るかどうか迷う(スマホで流れる曲)
Artist | アルバロ・ディアス(Álvaro Díaz) プエルトリコのラッパー/シンガーソングライター、1989年生まれ。 |
リリース | 2020年 |
作曲者 | Cazzu, Álvaro Díaz and Caleb Calloway |
ハイメの父アルベルトが庭で1人で酒を飲む(アルベルトが庭で聴いている曲)
音に気づき外に出て来たハイメをアルベルトが元気付けるシーン
邦題『人生よありがとう』
Artist cover ver. | アルベルト・コルテス(Alberto Cortez, 1940-2019) アルゼンチンのシンガーソングライター。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | ビオレータ・パラ(Violeta Parra) チリのフォルクローレ・ミュージシャン。 |
Original ver. | 1966年:ビオレータ・パラ |
ハイメがジャケットを着用しコード・タワーに出向く
Artist | ライナオ(RaiNao) プエルトリコのシンガーソングライター。 |
リリース | 2023年 |
作曲者 | Orlando Aponte Ortiz, Naomi Ramirez Rivera, Chris Jeday, Luis Angel Rivera Santiago and Gaby Music |
ジェニーから預かったハンバーガーの箱を自宅で開け、ハイメがスカラベに寄生される(家で流れる曲)
Artist cover ver. | ビセンテ・フェルナンデス(Vicente Fernández, 1940-2021) メキシコのランチェラ歌手/俳優/映画プロデューサー。 長いキャリアの中で7600万枚以上のレコードを売り上げ、150本以上の映画に貢献。「メキシコのアイドル」「ランチェラ音楽の王」などの愛称で呼ばれた。 |
リリース | 1974年 |
作曲者 | ホセ・アルフレッド・ヒメーネス(José Alfredo Jiménez, 1926-1973) メキシコのランチェラ・シンガーソングライター。 |
Original ver. | 1971年:ホセ・アルフレッド・ヒメーネス |
隣室でとんでもないことが起きている最中、ナナが音楽を聴きながらミシンをかける(ナナがヘッドフォンで聴く曲)
Artist | アイヴィー・クイーン(Ivy Queen) プエルトリコのラッパー/シンガーソングライター/女優、1972年生まれ。 レゲトンの先駆者の一人とされ「レゲトンの女王」と呼ばれる。 |
リリース | 2005年 |
作曲者 | アイヴィー・クイーン |
大気圏突入後、地球に戻ったハイメが様々なシステムを体験しながら自宅に戻って行く
Artist | ロス・サイコス(Los Saicos) 1964年にリマで結成されたペルーのロックバンド。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | Rolando Carpio and Erwin Flores |
ハイメがルディの愛車を運転してジェニーに会いに行く
Artist | セルソ・ピニヤ(Celso Piña, 1953-2019) メキシコの歌手/作曲家/編曲家/アコーディオン奏者。 |
リリース | 2012年 |
作曲者 | ホセ・ホアキン・ベッティン(José Joaquín Bettin) コロンビアのアコーディオン奏者/パーカッショニスト/作曲家。 |
自宅でのパーティでビクトリアが将軍にイグナシオを紹介する(パーティで歌手が歌う)
(英題:Be My Baby)
Artist cover ver. | Juventud Crasa 1999年に結成されたプエルトリコ出身のパンクロックバンド。 |
リリース | 2023年 |
作曲者 | フィル・スペクター(Phil Spector, 1939-2021) アメリカの音楽プロデューサー。 60年代中期から70年代にかけてウォール・オブ・サウンド(Wall of Sound)と呼ばれる独自のサウンドで一世を風靡した。 |
バリー・マン&シンシア・ワイル(Barry Mann & Cynthia Weil) バリー・マン(Barry Mann)とシンシア・ワイル(Cynthia Weil, 1940-2023)の夫婦による作曲家コンビ。 代表作『ふられた気持』『恋の雨音』 | |
Original ver. | (タイトル:Be My Baby) 1963年:ザ・ロネッツ(The Ronettes) アメリカの3人組女性ボーカルグループ。フィル・スペクターのプロジュースで1960年代前半のガールズポップスを代表する存在として人気を集めた。 |
『Tú Serás Mi Baby』は、1963年に世界的にヒットした『Be My Baby』をスペイン語に翻訳したものです。日本では『あたしのベビー』のタイトルでリリースされました。
ビクトリアがイグナシオにスカラベを取り戻すよう指示する(自宅パーティで流れる曲)
Artist | Los Walters 2011年に結成されたプエルトリコのインディーポップバンド。 |
リリース | 2019年 |
作曲者 | Luis López Varona and Angel Figueroa |
ルディがハイメとジェニーをコード・タワーに連れて行き、車で待機する(車で流れる曲)
Artist | チャリーノ・サンチェス(Chalino Sánchez, 1960-1992) メキシコの歌手/作曲家。 |
作曲者 | チャリーノ・サンチェス |
コード・タワー外でハイメがブルービートルに変身しOMACと戦う(車で待機するルディが聴く曲)
Artist | セレーナ(Selena, 1971-1995) メキシコ系アメリカ人のテハーノ歌手。「テハーノの女王」と呼ばれていた。 |
リリース | 1994年 |
作曲者 | Pete Astudillo and Selena |
ルディがハイメを助けに車で近づいて来る(ミュージックホーンの曲)
(OMACがおじさんの車を攻撃するシーン)
ラ・クカラーチャ
『ラ・クカラーチャ』(スペイン語で「ゴキブリ」を意味する)は、古くから歌われているメキシコの民謡です。
「ルディおじさんが空港ターミナル前で車のミュージックホーンを鳴らす(ミュージックホーンの曲)」でも同じ曲が使われていました。
夕食後にお茶を楽しむレイエス家をビクトリアが派遣した軍隊が取り囲む(家で流れる曲)
Artist | アルフレッド・リナレス(Alfredo Linares) ペルーのピアニスト/作曲家/オーケストラリーダー、1944年生まれ。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | Giraldo Piloto and Alberto Vera |
ルディが “バグシップ” をビーストモードにして基地内に踏み込んでいく(バグシップで流す曲)
キックスタート・マイ・ハート
Artist | モトリー・クルー(Mötley Crüe) 1981年にカリフォルニア州ハリウッドで結成されたアメリカのヘヴィメタル・バンド。 北米を中心としたスタジアムロック・ムーブメントの代表的なバンドとして知られる。 |
リリース | 1989年 |
作曲者 | ニッキー・シックス(Nikki Sixx) アメリカのミュージシャン/ソングライター/プロデューサー、1958年生まれ。 ヘヴィメタルバンド「モトリー・クルー」のベーシスト/バンドリーダー。 |
再起動が完了、ブルービートルが兵士達と戦いミラグロを救う
Artist | サイプレス・ヒル(Cypress Hill) 1988年にカリフォルニア州サウスゲイトで結成されたアメリカのヒップホップグループ。 |
リリース | 1993年 |
作曲者 | Geezer Butler, B-Real, Tony Iommi, DJ Muggs, Ozzy Osbourne, Todd Ray and Bill Ward |
自宅に戻って来たレイエスファミリーを近所の人々があたたかく出迎える
Artist cover ver. | ロス・パンチョス(Los Panchos) 1944年にニューヨークで結成されたメキシコのラテン音楽グループ。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | アルバーロ・カリーリョ(Álvaro Carrillo, 1921-1969) メキシコの歌手/作曲家/農学者。 |
Original ver. | 1959年:ロス・トレス・アセス(Los Tres Ases) |
エンディング&エンドクレジット 1曲目
Artist | ソーダ・ステレオ(Soda Stereo) 1982年にブエノスアイレスで結成されたアルゼンチンのロックバンド。 |
リリース | 1985年 |
作曲者 | グスタボ・セラティ(Gustavo Cerati, 1959-2014) アルゼンチンのシンガーソングライター/ギタリスト/作曲家/音楽プロデューサー。ソダ・ステレオ(Soda Stereo)の創設メンバー。 |
ミッドクレジットシーン(コード邸で流れる曲)
オール・アウト・オブ・ラヴ
Artist | エア・サプライ(Air Supply) 1976年にメルボルンで結成されたオーストラリアのポップ・デュオ。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | グラハム・ラッセル(Graham Russell) オーストラリアのミュージシャン、1949年メルボルン生まれ。ポップデュオ「エア・サプライ」(Air Supply) のリード・ボーカリスト。 |
クライヴ・デイヴィス(Clive Davis) アメリカの音楽プロデューサー/実業家、1932年生まれ。 |
『ブルービートル』のサントラ

『ブルービートル』は、ボビー・クーリック(Bobby Krlic)が音楽を担当しました。
ボビー・クーリックは、イギリス出身のミュージシャンです。アリ・アスター監督映画『ミッドサマー』の音楽を手がけたことで知られています。The Haxan Cloak名義のソロ・プロジェクトでも知られています。
『ブルービートル』キャスト・スタッフ
監督 | アンヘル・マヌエル・ソト(Ángel Manuel Soto) |
脚本 | ガレス・ダンネット=アルコセル(Gareth Dunnet-Alcocer) |
製作 | ジョン・リカード(John Rickard) |
ゼブ・フォアマン(Zev Foreman) | |
音楽 | ボビー・クルリック(Bobby Krlic) |
配給 | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ |
公開 | 2023年8月18日 |
2023年11月29日(デジタル販売) | |
上映時間 | 127分 |
ハイメ・レイエス/ブルービートル:ショロ・マリデュエニャ(Xolo Maridueña)
ジェニー・コード:ブルーナ・マルケジーニ(Bruna Marquezine)
アルベルト・レイエス:ダミアン・アルカザール(Damián Alcázar)
ルディ・レイエス:ジョージ・ロペス(George Lopez)
ナナ・レイエス:アドリアナ・バラッザ(Adriana Barraza)
ミラグロ・レイエス:べリッサ・エスコベド(Belissa Escobedo)
ロシオ・レイエス:エルピディア・カリロ(Elpidia Carrillo)
ビクトリア・コード:スーザン・サランドン(Susan Sarandon)
ホセ・フランシスコ・リベラ・モラレス・デ・ラ・クルス博士/サンチェス:ハーヴィー・ギレン(Harvey Guillén)
イグナシオ・カラパックス/OMAC:ラオール・マックス・トルヒージョ(Raoul Trujillo)
カージ・ダ:ベッキー・G(Becky G)
テッド・コード:ボビー・マッグハー(Bobby McGruther)
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