『知りすぎていた男』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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『知りすぎていた男』の挿入曲とサントラ

1956年にアメリカで制作された映画『知りすぎていた男』(原題:The Man Who Knew Too Much)は、アルフレッド・ヒッチコック監督によるサスペンス映画です。フランス領モロッコを観光で訪れたアメリカ人家族が首相暗殺計画を知ってしまい、息子が誘拐される事件が描かれています。

第29回アカデミー賞では、『ケ・セラ・セラ』が歌曲賞を受賞しました。

『知りすぎていた男』の挿入曲とサントラの挿入曲

『知りすぎていた男』の挿入曲とサントラの挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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ホテルの部屋でジョーとハンク(息子)が歌う曲

Que Sera, Sera
ケ・セラ・セラ
Artist
cover ver.
ドリス・デイ(Doris Day, 1922-2019)
ジョー・マッケンナを演じたドイツ系アメリカ人女優/歌手。
代表曲『センチメンタル・ジャーニー』『二人でお茶を』『ケセラセラ』
リリース1956年
作曲者リビングストン&エバンズ(Livingston & Evans)
ジェイ・リビングストン(Jay Livingston, 1915-2001)とレイ・エバンズ(Ray Evans, 1915-2007)のユダヤ系アメリカ人二人によるソングライティング/作曲家コンビ。
代表作『モナ・リザ』『ケ・セラ・セラ』『タミー』
Original ver.1956年:エディ・ハワード(Eddy Howard, 1914-1963)

『ケ・セラ・セラ』は、映画『知りすぎていた男』の主題歌です。
ジェイ・リビングストンとレイ・エバンズの二人は、この曲でアカデミー歌曲賞の3回目の受賞を果たしました。

「Que Será, Será」は、スペイン語の「Lo que será, será」から派生した表現だと言われていて、「Whatever will be, will be(なるようになる)」という意味を持ちます。


この後「大使館パーティーでジョーがピアノの弾き語りをする曲(ハンクが口笛を吹く)」でもこの曲が使われています。

ドレイトンが教会でレコードをかけて殺し屋に聞かせる曲

曲の終盤に登場するシンバルの一打の箇所(暗殺のタイミング)を確認させる為にかける

Storm Cloud Cantata
カンタータ《時化》
作曲者アーサー・ベンジャミン(Arthur Benjamin, 1893-1960)
オーストラリア出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。
D・B・ウィンダム・ルイス(D.B. Wyndham-Lewis, 1891-1969)
イギリスのジャーナリスト/作家。
チャールズ・ベネットと共同でアルフレッド・ヒッチコック監督の『知りすぎていた男』(1934)の初版の脚本を執筆し『Storm Cloud Cantata』の歌詞を担当した。
作曲年1934年
Artistロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)
ロンドンを拠点とするオーケストラ。1904年に設立。
バーナード・ハーマン(Bernard Herrmann, 1911-1975)
アメリカの作曲家/指揮者。
1941年のアメリカ・超自然的ホラー映画『悪魔の金』の音楽を手掛けアカデミー作曲賞を受賞した。
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(Covent Garden Chorus)
ロンドンのコヴェントガーデンを本拠とする王立歌劇場専属の合唱団。
バーバラ・ハウィット(Barbara Howitt, 1923-2011)
イギリスのメゾソプラノ歌手。

『Storm Cloud Cantata』は、1934年に公開されたイギリスのスリラー映画『暗殺者の家』(原題:The Man Who Knew Too Much)のために作られた曲です。ヒッチコック監督の依頼で音楽を担当したアーサー・ベンジャミンが作りました。


この後「アルバート・ホールでのロンドン交響楽団によるコンサートの演目」でもこの曲が使われています。

アルバート・ホールでのロンドン交響楽団によるコンサートの演目

Storm Cloud Cantata
カンタータ《時化》
作曲者アーサー・ベンジャミン(Arthur Benjamin, 1893-1960)
D・B・ウィンダム・ルイス(D.B. Wyndham-Lewis, 1891-1969)
作曲年1934年
Artistロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)
バーナード・ハーマン(Bernard Herrmann, 1911-1975)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(Covent Garden Chorus)
バーバラ・ハウィット(Barbara Howitt, 1923-2011)

ドレイトンが教会でレコードをかけて殺し屋に聞かせる曲」でもこの曲が使われていました。

大使館パーティーでジョーがピアノの弾き語りをする曲(ハンクが指笛を吹く)

Que Sera, Sera
ケ・セラ・セラ
Artist
cover ver.
ドリス・デイ(Doris Day, 1922-2019)
ジョー・マッケンナを演じたドイツ系アメリカ人女優/歌手。
代表曲『センチメンタル・ジャーニー』『二人でお茶を』『ケセラセラ』
リリース1956年
作曲者リビングストン&エバンズ(Livingston & Evans)
ジェイ・リビングストン(Jay Livingston, 1915-2001)とレイ・エバンズ(Ray Evans, 1915-2007)のユダヤ系アメリカ人二人によるソングライティング/作曲家コンビ。
代表作『モナ・リザ』『ケ・セラ・セラ』『タミー』
Original ver.1956年:エディ・ハワード(Eddy Howard, 1914-1963)

ホテルの部屋でジョーとハンク(息子)が歌う曲」でもこの曲が使われていました。

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大使館パーティーでジョーがピアノの弾き語りをする曲(ベンがハンクを救出)

We’ll Love Again
Artistドリス・デイ(Doris Day, 1922-2019)
ジョー・マッケンナを演じたドイツ系アメリカ人女優/歌手。
代表曲『センチメンタル・ジャーニー』『二人でお茶を』『ケセラセラ』
リリース1956年
作曲者リビングストン&エバンズ(Livingston & Evans)
ジェイ・リビングストン(Jay Livingston, 1915-2001)とレイ・エバンズ(Ray Evans, 1915-2007)のユダヤ系アメリカ人二人によるソングライティング/作曲家コンビ。
代表作『モナ・リザ』『ケ・セラ・セラ』『タミー』

『知りすぎていた男』のサントラ

『知りすぎていた男』はバーナード・ハーマン(Bernard Herrmann)が音楽を担当しました。バーナード・ハーマンは、アメリカ・ニューヨーク生まれの作曲家です。『めまい』や『北北西に進路を取れ』など、多くのヒッチコック作品で音楽を担当しています。

(新録版のサントラが販売/配信されています。)

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『知りすぎていた男』キャスト・スタッフ

監督アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)
脚本ジョン・マイケル・ヘイズ(John Michael Hayes)
アンガス・マクファイル(Angus MacPhail)
製作アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)
音楽バーナード・ハーマン(Bernard Herrmann)
配給パラマウント映画
公開 1956年6月1日
1956年7月26日
上映時間120分

ベン・マッケンナ:ジェームズ・ステュアート(James Stewart)
ジョー・マッケンナ:ドリス・デイ(Doris Day)
ハンク・マッケンナ:クリストファー・オルセン(Christopher Olsen)
エドワード・ドレイトン:バーナード・マイルズ(Bernard Miles)
ルーシー・ドレイトン:ブレンダ・デ・バンジー(Brenda de Banzie)
ルイ・ベルナール:ダニエル・ジェラン(Daniel Gélin)
ブキャナン警部:ラルフ・トルーマン(Ralph Truman)
指揮者:バーナード・ハーマン(Bernard Herrmann)

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