1989年にアメリカで制作された映画 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(原題:Back to the Future Part II)は、マーティとドクがタイムトラベルするSFアドベンチャー映画の2作目です。
マイケル・J・フォックスがマーティとマーティJr.、マーリーンの3役を演じています。
- 1985年制作
- 1989年制作『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(現在のページ)
- 1990年制作
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の挿入曲
- 2015年 – マーティが映画館から飛び出すホログラム映像のサメに驚く
- 2015年 – 街に浮かび上がる巨大ビジョンで流れる車のCM曲
- 2015年 – カフェ80’sで流れる曲(マーティが店に入りペプシを注文する)
- 1985年 – ビフの「カジノ・パレス」がそびえ立つ街の様子を見てマーティが驚く
- 1985年 – ビフ・タネン博物館のビデオで初代が紹介されるシーンで流れる曲
- 1985年 – ビフ・タネン博物館のビデオで妻が紹介されるシーンで流れる曲
- 1955年 – タイムトラベルしたマーティがビフを尾行する
- 1955年 – プロムに向かうビフの車で流れる曲
- 1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(ドク、マーティが会場に入る)
- 1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(ジョージとロレインがダンスをする)
- 1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(マーティがビフの取り巻きを退治する)
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のサントラ
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』キャスト・スタッフ
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の挿入曲
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
2015年 – マーティが映画館から飛び出すホログラム映像のサメに驚く
ジョーズのテーマ
リリース | 1975年:Soundtrack『ジョーズ』 |
作曲者 | ジョン・ウィリアムズ(John Williams) アメリカの作曲家/編曲家/指揮者/ピアニスト、1932年ニューヨーク生まれ。 誰もが口ずさめる印象に残るメロディをロマン派音楽/印象主義音楽/無調音楽と複雑なオーケストレーションを混ぜ合わせた独特のサウンドにのせ、見る人すべての心に残る名曲を多数生み出す。 映画『屋根の上のバイオリン弾き』(1971)、『ジョーズ』(1975)、『スター・ウォーズ』(1977)、『E.T.』(1982)、『シンドラーのリスト』(1993) のスコアを手掛け、アカデミー作曲賞(編曲賞)を5度受賞した。 |
『Main Title (Theme From Jaws)』は、スティーヴン・スピルバーグ監督による1975年のスリラー映画『ジョーズ』(Jaws)のテーマ曲です。
2015年 – 街に浮かび上がる巨大ビジョンで流れる車のCM曲
邦題『ワシントン・ポスト』
作曲者 | ジョン・フィリップ・スーザ(John Philip Sousa, 1854-1932) アメリカの作曲家/指揮者/海兵隊楽団長。 100曲を超える行進曲を作曲し「マーチ王」と称される。 代表作『雷神』『ワシントン・ポスト』『星条旗よ永遠なれ』 |
作曲年 | 1889年 |
アメリカの新聞『ワシントン・ポスト』のオーナーが新聞の宣伝を目的にジョン・フィリップ・スーザに依頼し、紙上で行われたエッセイコンテスト授賞式で使う行進曲として作られた曲です。
1889年6月15日、ベンジャミン・ハリソン大統領出席のもと開催された式典で披露されるとその人気は瞬く間にヨーロッパにも広がり、イギリスのジャーナリストはスーザを「マーチ王」と賞賛しました。
第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985) では、以下のシーンでこの曲が使われていました。
「マーティーの下校時に脇を通るゴールディ・ウィルソンの選挙カーから流れる曲」
「1955年 – マーティーの脇を通るレッド市長の選挙カーから流れる曲」
2015年 – カフェ80’sで流れる曲(マーティが店に入りペプシを注文する)
邦題『今夜はビート・イット』
Artist | マイケル・ジャクソン(Michael Jackson, 1958-2009) アメリカのシンガーソングライター/ダンサー/ビートボクサー/振り付け師。 全世界総売上は4億枚を超え「人類史上最も成功したエンターテイナー」としてギネス世界記録から認定されている伝説の大スター。 |
リリース | 1983年 |
作曲者 | マイケル・ジャクソン |
1985年 – ビフの「カジノ・パレス」がそびえ立つ街の様子を見てマーティが驚く
邦題『非情のハイウェイ55号』
Artist | サミー・ヘイガー(Sammy Hagar) アメリカの歌手/ソングライター/ギタリスト、1947年生まれ。 ハードロックバンド「モントローズ」(Montrose)、「ヴァン・ヘイレン」(Van Halen) のボーカリストとして知られる。 |
リリース | 1984年 |
作曲者 | サミー・ヘイガー |
1985年 – ビフ・タネン博物館のビデオで初代が紹介されるシーンで流れる曲
アーカンソー・トラベラー
作曲者 | サンドフォード・C・フォークナー(Sandford C. Faulkner, 1803-1874) アメリカの農園主/フィドル奏者。 |
『Arkansas Traveler』は、アーカンソー州の公式歌の一つとされているアメリカの民謡です。
1985年 – ビフ・タネン博物館のビデオで妻が紹介されるシーンで流れる曲
劇付随音楽《夏の夜の夢》Op.61 – 第9番「結婚行進曲」
作曲者 | フェリックス・メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn, 1809-1847) ドイツ・ロマン派の作曲家/指揮者/ピアニスト/オルガニスト。 |
作曲年 | 1842年 |
1955年 – タイムトラベルしたマーティがビフを尾行する
ミスター・サンドマン
Artist cover ver. | フォー・エイセス(The Four Aces) アメリカの男性4人組コーラス・グループ。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | パット・バラード(Pat Ballard, 1899-1960) アメリカのソングライター/プロデューサー/音楽編集者/作家。 |
Original ver. | 1954年:ヴォーン・モンロー(Vaughn Monroe, 1911-1973) アメリカのバリトン歌手/トランペット奏者/ビッグバンドのリーダー。 |
『Mr. Sandman』は、ヨーロッパ諸国の古い民話に登場する「サンドマン」(Sandmann)を題材に作られました。
サンドマンとは、子供たちの目に砂やほこりを振りかけ、眠りと夢をもたらすと言われている眠りの精です。
第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985) では、以下のシーンでこの曲が使われていました。
「1955年 – タイムトラベルしたマーティがヒル・バレーの街を歩く」
1955年 – プロムに向かうビフの車で流れる曲
マーティが後部座席に隠れ、トランシーバーでドクと会話をするシーン
邦題『パパはマンボがお好き』
Artist cover ver. | ペリー・コモ(Perry Como, 1912-2001) イタリア系アメリカ人歌手/俳優/テレビ・パーソナリティ。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | アル・ホフマン(Al Hoffman, 1902-1960) ロシア系アメリカ人作曲家。 代表曲『ビビディ・バビディ・ブー』『夢はひそかに』 |
ディック・マニング(Dick Manning, 1912-1991) ロシア系アメリカ人のソングライター。アル・ホフマン(Al Hoffman)とのコラボレーションで知られる。 | |
ビックレー・ライヒナー(Bickley Reichner, 1905-1989) フィラデルフィア出身の犯罪レポーター/ソングライター。 | |
Original ver. | 1954年:ジョニー・レイ(Johnnie Ray, 1927-1990) アメリカの歌手/ソングライター/ピアニスト。 |
『Papa Loves Mambo』は、ペリー・コモ(Perry Como)のカバーバージョンのヒットにより広く知られるようになりました。
1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(ドク、マーティが会場に入る)
ナイト・トレイン
Artist cover ver. | マーヴィン・ベリー&ザ・スターライターズ(Marvin Berry And The Starlighters) ロバート・ゼメキス監督の1985年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する架空のバンド。 |
リリース | 1985年:Soundtrack『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 |
作曲者 | オスカー・ワシントン(Oscar Washington, 1912-2004) アメリカのソングライター/ギタリスト。 |
ルイス・スィンプキンズ(Lewis Simpkins, 1918-1953) アメリカの作曲家/作詞家。 | |
ジミー・フォレスト(Jimmy Forrest, 1920-1980) アメリカのテナーサックス奏者/バンドリーダー/ソングライター。 | |
Original ver. | 1952年: ジミー・フォレスト&オールスター・コンボ(Jimmy Forrest and All Star Combo) |
第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985) では、以下のシーンでこの曲が使われていました。
「1955年 – プロム(魅惑の深海パーティ)でバンドが最初に演奏する曲」
1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(ジョージとロレインがダンスをする)
アース・エンジェル
Artist cover ver. | マーヴィン・ベリー&ザ・スターライターズ(Marvin Berry And The Starlighters) ロバート・ゼメキス監督の1985年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する架空のバンド。 |
マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox) マーティ・マクフライを演じるアメリカの俳優、1961年生まれ。 | |
リリース | 1985年:Soundtrack『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 |
作曲者 | カーティス・ウィリアムズ(Curtis Williams, 1934-1979) アメリカのボーカリスト。ドゥーワップ・グループ「ペンギンズ」の創設メンバー。 |
ジェシー・ベルヴィン(Jesse Belvin, 1932-1960) アメリカの歌手/ピアニスト/ソングライター。 | |
ゲイネル・ホッジ(Gaynel Hodge, 1937-2020) アメリカのレコーディングアーティスト/ソングライター/ピアニスト。コーラスグループ「プラターズ」の音楽監督。 | |
Original ver. | 1954年:ペンギンズ(The Penguins) 1953年にカリフォルニア州ロサンゼルスのフリーモント高校で結成されたドゥーワップ・グループ。 |
第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985) では、以下のシーンでこの曲が使われていました。
「1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(マーティがギターで参加する)」
1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(マーティがビフの取り巻きを退治する)
ジョニー・B・グッド
Artist cover ver. | マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox) マーティ・マクフライを演じるアメリカの俳優、1961年生まれ。 |
マーヴィン・ベリー&ザ・スターライターズ(Marvin Berry And The Starlighters) ロバート・ゼメキス監督の1985年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する架空のバンド。 | |
リリース | 1985年:Soundtrack『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 |
作曲者 | チャック・ベリー(Chuck Berry, 1926-2017) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト。ロックンロールのパイオニアとして、その後の音楽の発展やライフスタイルなどにも大きな影響を与えた。「ロックンロールの父」と称される。 |
Original ver. | 1958年:チャック・ベリー |
第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985) では、以下のシーンでこの曲が使われていました。
「1955年 – プロムでバンドが演奏する曲(マーティがセンターに立ちギターを弾き歌う)」
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のサントラ
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』はアラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri)が音楽を担当しました。
アラン・シルヴェストリは、アメリカ・ニューヨーク生まれの作曲家です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』など、ロバート・ゼメキス監督映画のほとんどで音楽を担当しています。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』キャスト・スタッフ
監督 | ロバート・ゼメキス(Robert Zemeckis) |
脚本 | ロバート・ゼメキス(Robert Zemeckis) |
ボブ・ゲイル(Bob Gale) | |
製作 | ボブ・ゲイル(Bob Gale) |
ニール・カントン(Neil Canton) | |
音楽 | アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri) |
配給 | UIP |
公開 | 1989年11月22日 |
1989年12月9日 | |
上映時間 | 108分 |
マーティ・マクフライ:マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)
マーティ・マクフライJr.:マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)
マーリーン・マクフライ:マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)
エメット・ブラウン博士 (ドク):クリストファー・ロイド(Christopher Lloyd)
ビフ・タネン:トーマス・F・ウィルソン(Thomas F. Wilson)
グリフ・タネン:トーマス・F・ウィルソン(Thomas F. Wilson)
ロレイン・ベインズ・マクフライ:リー・トンプソン(Lea Thompson)
ジェニファー・パーカー:エリザベス・シュー(Elisabeth Shue)
ジョージ・マクフライ:ジェフリー・ウェイスマン(Jeffrey Weissman)
ジョージ・マクフライ:クリスピン・グローヴァー(Crispin Glover)
ジェラルド・ストリックランド:ジェームズ・トールカン(James Tolkan)
ゴールディー・ウィルソン3世:ドナルド・フュリラブ(Donald Fullilove)
ニードルス:フリー(Flea)
データ:リッキー・ディーン・ローガン(Ricky Dean Logan)
スパイク:ダーリーン・ヴォーゲル(Darlene Vogel)
ホワイティ:ジェイソン・スコット・リー(Jason Scott Lee)
テリー:チャールズ・フライシャー(Charles Fleischer)
イトー・フジツー:ジェームズ・イシダ(Jim Ishida)
スキンヘッド:J・J・コーエン(J.J. Cohen)
3-D:ケイシー・シーマツコ(Casey Siemaszko)
マッチ:ビリー・ゼイン(Billy Zane)
ビデオゲームの少年#1:イライジャ・ウッド(Elijah Wood)
ビデオゲームの少年#2:ジョン・ソーントン(John Thornton)
アンティークショップの店員:ジュディー・オーヴィッツ(Judy Ovitz)
フォーリー巡査:ステファニー・E・ウィリアムズ(Stephanie Williams)
リース巡査:メアリー・エレン・トレイナー(Mary Ellen Trainor)
謎の一家(父):アル・ホワイト(Al White)
謎の一家(息子):ショーン・ハンター(Shaun Hunter)
ウェスタン・ユニオンの男:ジョー・フラハティ(Joe Flaherty)
ビフ・タネン博物館のナレーション:ニール・ロス(Neil Ross)
ロバート・ゼメキス監督映画
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