『ザリガニの鳴くところ』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
ー 挿入曲とサントラ紹介記事の一覧はコチラから!ー
PR
映画×音楽

『ザリガニの鳴くところ』の挿入曲とサントラ

2022年にアメリカで制作された映画『ザリガニの鳴くところ』(原題:Where the Crawdads Sing)は、アメリカ南部ノースカロライナ州で起きた殺人事件をめぐるミステリー作品です。世界的ベストセラーとなったディーリア・オーウェンズによる同名小説を原作としています。

『ザリガニの鳴くところ』の挿入曲

『ザリガニの鳴くところ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

スポンサーリンク

酒場で流れる曲(店内は殺害されたチェイスの話題で持ちきりになる)

1969年10月30日ノースカロライナ州バークリー・コーヴ

Ain’t It Baby
Artistケニー・ギャンブル&ザ・ロメオス(Kenny Gamble & The Romeos)
ケニー・ギャンブル(Kenny Gamble)
アメリカのソングライター/プロデューサー/人道的活動家、1943年ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。70年代にレオン・ハフ(Leon A.Huff)とコンビを組み、アフリカ系アメリカ人コミュニティが直面する政治的/社会的問題に取り組む音楽を作った。
リリース1965年
作曲者ケニー・ギャンブル(Kenny Gamble)
ジミー・ビショップ(Jimmy Bishop, -2021)
フィラデルフィア出身のDJ/プロデューサー/ソングライター。

回想1953年 – ジャンピンの店で流れる曲(父親が酒とガソリンを買う)

お腹を空かせたカイアを父親がジャンピンの雑貨店に連れていくシーン

1958 Blues
Artistリトル・サミー・デイヴィス(Little Sammy Davis, 1928-2018)
アメリカのブルース歌手/ハーモニカ奏者。
ミシシッピ州ウィノナの仮小屋で育ち、8歳からハーモニカを学ぶ。その後、家を出てフロリダに定住し、オレンジ畑や製材所で働きながらブルースを演奏し続けたと言われている。
リリース1953年
作曲者ヘンリー・ストーン(Henry Stone, 1921-2014)
アメリカのトランペッター/プロデューサー/ソングライター/レコードレーベル・オーナー。
ニューヨーク州の孤児院出身。
10代でトランペットを吹き始め、1943年に入隊し陸軍バンドで演奏活動を行う。
除隊後はロサンゼルスに移りレコードレーベルの仕事を始め、1947年に自身のレーベルを設立。以降100以上のレーベルを設立し、世界中で1億ドル以上のレコード販売を生み出したやり手ビジネスマンとして知られる。

回想 – ジャンピンの店で流れる曲(メイベルがカイアに助言をする)

Lost My Head
Artistクラレンス・サミュエルズ(Clarence Samuels, 1923-2002)
ルイジアナ州バトンルージュ出身のブルース歌手。父親のバンドで歌いキャリアをスタートさせ、1943年ニューオリンズに移り独立。その4年後にレコードデビュー。
リリース1950年
作曲者クラレンス・サミュエルズ(Clarence Samuels, 1923-2002)

回想1962年 – テイトの父の船に置かれたラジオから流れる曲

カイアとの関係が噂になっている事で父がテイトに助言をするシーン

Tosca, Act II – “Vissi d’arte, vissi d’amore”
歌劇《トスカ》の第2幕より「歌に生き、恋に生き」
作曲者ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini, 1858-1924)
1858年トスカーナ地方・ルッカ生まれのイタリアの作曲家。
代表作『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』
初演1900年:コスタンツィ劇場(ローマ)
Artistレナータ・テバルディ(Renata Tebaldi, 1922-2004)
イタリアのソプラノ歌手。
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(Francesco Molinari-Pradelli, 1911-1996)
イタリアの指揮者。
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(Orchestra dell’Accademia Nazionale di Santa Cecilia)
ローマを本拠地とするオーケストラ。1908年創立。

『トスカ』は、フランスの劇作家ヴィクトリアン・サルドゥ(Victorien Léandre Sardou, 1831-1908)の戯曲をもとに作られた全3幕からなるオペラです。
若き画家カヴァラドッシとその恋人である歌姫トスカの愛と悲劇が描かれた人気の作品です。

スポンサーリンク

回想 – ジャンピンの店で流れる曲(福祉課の役人が現れる)

I’d Rather Be Hurt By You
Artistペパーミント・ハリス(Peppermint Harris, 1925-1999)
アメリカのR&B、ジャンプブルースの歌手/ギタリスト。
作曲者ペパーミント・ハリス(Peppermint Harris, 1925-1999)

回想1968年 – カイアと座る砂浜で、チェイスがハーモニカ演奏する曲

Oh Shenandoah
邦題『シェナンドー』

『Oh Shenandoah』は、19世紀から歌われているアメリカの民謡です。
ミズーリ川をカヌーで行き来する北米の毛皮商人/航海者が、故郷を懐かしみ歌ったとされる曲です。

回想 – チェイスがカイアと乗るボートでハーモニカ演奏する曲

Down in the Valley
ダウン・イン・ザ・バレー

この曲は、1909年に民俗学者のヘンリー・マービン・ベルディン(Henry Marvin Beldin)によって採集されたアメリカの民謡です。最初に録音されたバージョンのほとんどに含まれていた歌詞の一節に基づき、別名『Birmingham Jail』(邦訳:バーミンガム刑務所)とも言われています。

回想 – チェイスの車で流れる曲(仕入れの旅にカイヤが同行する)

Smile on Me
Artistヤードバーズ(The Yardbirds)
1963年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジら有名ギタリストを輩出したことで知られる。
リリース1967年
作曲者ヤードバーズ(The Yardbirds)のメンバー
ジム・マッカーティ(Jim McCarty)
キース・レルフ(Keith Relf, 1943-1976)
クリス・ドレヤ(Chris Dreja)
スポンサーリンク

回想 – モーテルのベッドでチェイスが歌う曲

The Long Black Veil
作曲者マリジョン・ウィルキン(Marijohn Wilkin, 1920-2006)
アメリカの女性ソングライター
ダニー・ディル(Danny Dill, 1924-2008)
アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター。
Original ver.1959年:レフティ・フリゼル(Lefty Frizzell, 1928-1975)
アメリカのホンキートンクシンガーソングライター。

回想1969年 – ジャンピンの店で流れる曲(カイヤが本を持って訪れる)

Something’s Up Your Sleeve
Artistジョニー・コープランド(Johnny Copeland, 1937-1997)
アメリカのテキサス・ブルースのギタリスト/歌手。
リリース1965年
作曲者チャールス・ジョゼフ・ブース(Charles Joseph Booth)
アメリカのミュージシャン/ソングライター/プロデューサー。

回想 – ジャンピンの店で流れる曲(カイアの目のアザを見てジャンピンが助言をする)

The World’s in a Tangle
Artistライトニン・ホプキンス(Lightnin Hopkins, 1912-1982)
アメリカのブルース歌手/ソングライター/ギタリスト。
作曲者ライトニン・ホプキンス(Lightnin Hopkins, 1912-1982)

回想 – カイアが編集者と食事をするグリーンヴィルのレストランで流れる曲

Piano Sonata No. 8 in A Minor, K. 310 – 1. Allegro maestoso
ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K. 310 – 第1楽章
作曲者ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791)
18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。
作曲年1778年
スポンサーリンク

エンドクレジット

Carolina
キャロライナ
Artistテイラー・スウィフト(Taylor Swift)
アメリカのシンガーソングライター、1989年ペンシルベニア州ウェスト・レディング生まれ。
幼いころからミュージカルに興味を持ち歌や演技のレッスンを受け、16歳でデビュー。歌だけでなくファッションアイコンとしても注目を集める世界トップの歌姫。
リリース2022年
作曲者テイラー・スウィフト(Taylor Swift)
アーロン・デスナー(Aaron Dessner)
アメリカのミュージシャン、1976年オハイオ州シンシナティ生まれ。
ロックバンド「ザ・ナショナル」の創設メンバー。テイラー・スウィフト、エド・シーランとのコラボで知られる。

テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の曲が使われている映画一覧はコチラ

『Carolina』は、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が映画『ザリガニの鳴くところ』のために書き下ろした曲です。

『ザリガニの鳴くところ』のサントラ

『ザリガニの鳴くところ』はマイケル・ダナ(Mychael Danna)が音楽を担当しました。

マイケル・ダナは、カナダ・トロント出身の作曲家です。『カポーティ』や『マネーボール』などの映画で音楽を手掛け、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー作曲賞を受賞しました。

『ザリガニの鳴くところ』キャスト・スタッフ

監督オリヴィア・ニューマン(Olivia Newman)
脚本ルーシー・アリバー(Lucy Alibar)
原作ディーリア・オーウェンズ(Delia Owens)
製作リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)
ローレン・ノイスタッター(Lauren Neustadter)
音楽マイケル・ダナ(Mychael Danna)
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 2022年7月15日
2022年11月18日
上映時間126分

キャサリン・クラーク(カイア、 “湿地の娘”):デイジー・エドガー=ジョーンズ(Daisy Edgar-Jones)
子供時代のキャサリン・クラーク:ジョジョ・レジーナ(Jojo Regina)
70代半ばになったキャサリン・クラーク:レスリー・フランス(Leslie France)
テイト・ウォーカー:テイラー・ジョン・スミス(Taylor John Smith)
子供時代のテイト・ウォーカー:ルーク・デヴィッド・ブラム(Luke David Blumm)
70代半ばになったテイト・ウォーカー:サム・アンダーソン(Sam Anderson)
チェイス・アンドリュース:ハリス・ディキンソン(Harris Dickinson)
ジャンピン:スターリング・メイサー・Jr(Sterling Macer Jr.)
メイベル:マイケル・ハイアット(Michael Hyatt)
トム・ミルトン:デヴィッド・ストラザーン(David Strathairn)
ジョー・パデュー:ジェイソン・ワーナー・スミス(Jayson Warner Smith)
ジャクソン・クラーク:ギャレット・ディラハント(Garret Dillahunt)
ジュリアンヌ・クラーク:アーナ・オライリー (Ahna O’Reilly)
エリック・チャステイン:エリック・ラディン(Eric Ladin)

¥1,430 (2024/11/15 01:31時点 | Amazon調べ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました