『モンスターVSエイリアン』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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『モンスターVSエイリアン』の挿入曲とサントラ

2009年にアメリカで制作された映画『モンスターVSエイリアン』(原題:Monsters vs. Aliens)は、隕石と接触したことで巨大化してしまった女性スーザンとモンスターたちがエイリアンに立ち向かうSFアクションコメディです。

『E.T.』や『未知との遭遇』など多くのSF映画オマージュ/パロディが楽しめることで話題となりました。

『モンスターVSエイリアン』の挿入曲

『モンスターVSエイリアン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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南極FABアメリカ基地、職員が地球に接近するUFOを確認する(部屋で流れる曲)

(When You See) Those Flying Saucers
Artistブキャナン・ブラザーズ(The Buchanan Brothers)
アメリカのカントリー・シンガー・デュオ。
リリース1947年
作曲者サイ・コーベン(Cy Coben, 1919-2006)
アメリカのソングライター。
チャーリー・グリーン(Charlie Grean)
アメリカのプロデューサー/作曲家/ベーシスト。

オープニング・クレジット

Tell Him
Artistエキサイターズ(The Exciters)
1961年に結成されたアメリカのポップ・ヴォーカル・グループ。
リリース1962年
作曲者バート・バーンズ(Bert Berns, 1929-1967)
アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。

スーザンとデレクの結婚式(花嫁が入場する)

Lohengrin, WWV 75, Act 3 / “Treulich geführt ziehet dahin” (Chorus)
歌劇《ローエングリン》 第3幕 より、婚礼の合唱「真心込めて先導いたします」
作曲者リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner, 1813-1883)
19世紀ドイツの作曲家/指揮者/思想家。
作曲年1845年から1848年の間

『ローエングリン』は、ドイツの作曲家ワーグナーがローエングリンの伝説をもとに台本も自身で手掛け作曲したオペラです。ここで使われた『婚礼の合唱』は、『ワーグナーの結婚行進曲』の通称で知られています。

車でデート中のカップルがエイリアンに遭遇する(車で流れる曲)

Who’s Crying Now
邦題『クライング・ナウ』
Artistジャーニー(Journey)
1973年にサンフランシスコで結成されたアメリカのロックバンド。
リリース1981年
作曲者ジャーニー
ジョナサン・ケイン(Jonathan Cain)
スティーヴ・ペリー(Steve Perry)
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現場に現れたアメリカ大統領が平和的対話を目指し一人でエイリアン・ロボットに近づいて行く

Planet Claire
邦題『惑星クレア』
Artist
cover ver.
Les Deux Love Orchestra
ハリウッドのオールスター・オーケストラ。
作曲者ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini, 1924-1994)
イタリア系アメリカ人作曲家/編曲家。
映画『ティファニーで朝食を』『酒とバラの日々』『ビクター/ビクトリア』の音楽を手掛け、アカデミー賞を複数回受賞した。
The B-52’s
フレッド・シュナイダー(Fred Schneider)
ケイト・ピアソン(Kate Pierson)
シンディ・ウィルソン(Cindy Wilson)
キース・ストリックランド(Keith Strickland)
リッキー・ウィルソン(Ricky Wilson)
Original ver.1979年:The B-52’s(ビー・フィフティートゥーズ)
1976年にジョージア州アセンズで結成されたアメリカのニュー・ウェイヴ・バンド。

この後「エンドクレジット 2曲目」では、オリジナル版が使われています。

大統領がエイリアンとのファースト・コンタクトでキーボードを弾く(1曲目)

The Conversation
リリース1977年:Soundtrack『未知との遭遇』
作曲者ジョン・ウィリアムズ(John Williams)
アメリカの作曲家/編曲家/指揮者/ピアニスト、1932年ニューヨーク生まれ。
誰もが口ずさめる印象に残るメロディをロマン派音楽/印象主義音楽/無調音楽と複雑なオーケストレーションを混ぜ合わせた独特のサウンドにのせ、見る人すべての心に残る名曲を多数生み出す。
『屋根の上のバイオリン弾き』(1971)、『ジョーズ』(1975)、『スター・ウォーズ』(1977)、『E.T.』(1982)、『シンドラーのリスト』(1993) のスコアを手掛け、アカデミー作曲賞(編曲賞)を5度受賞した。

『The Conversation』は、1977年のSF映画『未知との遭遇』(原題:Close Encounters of the Third Kind)のオリジナル・サウンドトラックです。

大統領がエイリアンとのファースト・コンタクトでキーボードを弾く(2曲目)

Axel F
アクセル・フォリーのテーマ(アクセルF. )
Artistハロルド・フォルターメイヤー(Harold Faltermeyer)
1952年ミュンヘン生まれのドイツ出身の映画音楽作曲家/キーボーディスト。ディスコ・ミュージック界の巨匠、ジョルジオ・モロダーに見出され渡米し、1978年のアメリカ映画『ミッドナイト・エクスプレス』でシンセサイザープログラマーを務める。アレンジ・プロデュースなどで活躍後すぐに国際的評価を得て沢山の映画音楽を手がける。
代表作『ビバリーヒルズ・コップ』『トップガン』『トップガン マーヴェリック』
リリース1984年:Soundtrack『ビバリーヒルズ・コップ』
作曲者ハロルド・フォルターメイヤー

『Axel F』は、1984年のアクションコメディ映画『ビバリーヒルズ・コップ』のテーマ曲です。映画の音楽を担当したハロルド・フォルターメイヤーは、この映画でグラミー賞を受賞しました。

大統領の命令でエイリアン・ロボットにむけてミサイル(E.T. go Home !)が発射される

Original Theme (Flying)
リリース1982年:Soundtrack『E.T.』
作曲者ジョン・ウィリアムズ(John Williams)
アメリカの作曲家/編曲家/指揮者/ピアニスト、1932年ニューヨーク生まれ。

『Original Theme (Flying)』は、1982年のアメリカSF映画『E.T.』(原題: E.T. The Extra-Terrestrial)のオリジナル・サウンドトラックです。

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秘密基地に隔離されたモンスター達がカードゲームを楽しむ(ラジオから流れる曲)

Reminiscing
邦題『追憶の甘い日々』
Artistリトル・リバー・バンド(Little River Band)
1975年にメルボルンで結成されたオーストラリアのロックバンド。
リリース1978年
作曲者グラハム・ゴーブル(Graham Goble)
オーストラリアのミュージシャン/シンガーソングライター/音楽プロデューサー、1947年生まれ。ロックバンド「リトル・リバー・バンド」(Little River Band) の創立メンバー。

スーザンの自宅を訪れたモンスター達が人間達を怖がらせる(プールサイドで流す曲)

Wooly Bully
ウーリー・ブーリー
Artistサム・ザ・シャム・アンド・ザ・ファラオス(Sam the Sham and The Pharaohs)
テキサス州ダラス出身のアメリカのR&Bグループ。
サム・ザ・シャム(Sam The Sham)が率いて1963年から1967年にかけて活動した。
リリース1964年
作曲者ドミンゴ・サムディオ(Domingo Samudio)
アメリカのロックンロール歌手、1937年テキサス州ダラス出生まれ。サム・ザ・シャム(Sam The Sham)の芸名で活動していた。

『Wooly Bully』は、ダラスを拠点に活動していたビッグバンド、ビッグ・ボー & ジ・アロウズ(Big Bo and The Arrows)の『Hully Gully Now』(1962) をリメイクして作られた曲です。ブルース歌手ジュニア・パーカーの『Feelin’ Good』(1953)がベースとなっています。
歌詞を「Hully Gully」から「Wooly Bully」に置き換え、その他いくつが変更されリリースされましたが、その歌詞が理由で一部のラジオ局では放送禁止となり話題となりました。

コックローチ博士がステップを踏みセキュリティガードを破る(ダンスを踊る曲)

Roses Are Red
ときめきダンディ・ダディダ(ローゼズ・アー・レッド)
Artistアクア(AQUA)
1994年に結成されたデンマークのユーロポップ/バブルガムポップ・ダンスグループ。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて活躍し国際的成功を収めた。
リリース1996
作曲者アクア
レネー・ディフ(René Dif)
クラウス・ノリーン(Claus Norreen)
ソレン・ラステッド(Søren Rasted)
ルネ・ニューストロン(Lene Nystrøm)
ピーター・ハルトマン(Peter Hartmann, 1921-2007)
デンマークのソングライター/音楽プロデューサー。
ヤン・ラングホフ(Jan Langhoff, 1961-2017)
デンマークのソングライター/音楽プロデューサー。

ミッドクレジット(大統領が新しいプロジェクトのチーフになったモンガー将軍を紹介した後に歌う)

Let’s Get It Started
レッツ・ゲット・イット・スターテッド
Artist
original ver.
ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)
1995年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたアメリカのヒップホップ・ミクスチャーグループ。
リリース2004年
作曲者ブラック・アイド・ピーズ
ウィル・アイ・アム(will.i.am)
アップル・デ・アップ(Apl.de.ap)
タブー(Taboo)
ジョージ・パホーン・Jr(George Pajon Jr.)
アメリカのギタリスト、1969年生まれ。
マイク・フラタトゥーノ(Mike Fratantuno)
テレンス・ヨシアキ(Terence Yoshiaki)

『Let’s Get It Started』には、以下の曲がサンプリングされています。
アリシア・キーズ(Alicia Keys) -『Fallin’』(2001)
リーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクール(Leaders of the New School)-『Bass Is Loaded』(1993)

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エンドクレジット 2曲目

Planet Claire
邦題『惑星クレア』
ArtistThe B-52’s(ビー・フィフティートゥーズ)
1976年にジョージア州アセンズで結成されたアメリカのニュー・ウェイヴ・バンド。
リリース1979年
作曲者ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini, 1924-1994)
イタリア系アメリカ人作曲家/編曲家。
映画『ティファニーで朝食を』『酒とバラの日々』『ビクター/ビクトリア』の音楽を手掛け、アカデミー賞を複数回受賞した。
作曲年The B-52’s
フレッド・シュナイダー(Fred Schneider)
ケイト・ピアソン(Kate Pierson)
シンディ・ウィルソン(Cindy Wilson)
キース・ストリックランド(Keith Strickland)
リッキー・ウィルソン(Ricky Wilson)

現場に現れたアメリカ大統領が平和的対話を目指し一人でエイリアン・ロボットに近づいて行く」でもこの曲が使われていました。

エンドクレジット 3曲目

Purple People Eater
邦題『ロックを踊る宇宙人』
Artistシェブ・ウーリー(Sheb Wooley, 1921-2003)
アメリカの歌手/作詞家/俳優。
リリース1958年
作曲者シェブ・ウーリー(Sheb Wooley, 1921-2003)

『Purple People Eater』は、シェブ・ウーリーが作ったコミックソングです。
アメリカだけではなくカナダ、イギリス、オーストラリアでも大ヒットしました。

『モンスターVSエイリアン』のサントラ

『モンスターVSエイリアン』はヘンリー・ジャックマン(Henry Jackman)が音楽を担当しました。

ヘンリー・ジャックマンは、ザ・シンのキーボド、アンドリュー・プライス・ジャックマンを父に持つイギリス・ロンドン出身の映画音楽作曲家です。『ベイマックス』や『シュガー・ラッシュ』の音楽を手がけたことで知られています。

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『モンスターVSエイリアン』キャスト・スタッフ

監督ロブ・レターマン(Rob Letterman)
コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon)
脚本メイヤ・フォービス(Maya Forbes)
ウォレス・ウロダースキー(Wallace Wolodarsky)
ロブ・レターマン(Rob Letterman)
ジョナサン・エイベル(Jonathan Aibel)
グレン・バーガー(Glenn Berger)
製作リサ・ステュワート(Lisa Stewart)
音楽ヘンリー・ジャックマン(Henry Jackman)
配給パラマウント映画
公開 2009年3月27日
2009年7月11日
上映時間95分

スーザン・マーフィー/ジャイノミカ(声):リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)
ボブ(声):セス・ローゲン(Seth Rogen)
コックローチ博士(声):ヒュー・ローリー(Hugh Laurie)
ミッシング・リンク(声):ウィル・アーネット(Will Arnett)
ギャラクサー(声):レイン・ウィルソン(Rainn Wilson)
W.R.モンガー将軍(声):キーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland)
ハザウェイ大統領(声):スティーヴン・コルベア(Stephen Colbert)
デレク・ディートル(声):ポール・ラッド(Paul Rudd)

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